良くも悪くも、自分の人生を喪ってしまったことに気付いた。
天皇誕生日、結婚記念日でもある。
この前日かな?弟の新居にて、新築祝い兼クリスマスパーティをやった。
細かいことはどうでもいい。
自分の息子と、弟の娘…姪だな。1〜2歳の二人がキャッキャと笑いながら走り回り、その周りで親父や兄弟が酔っ払って転がっている。お袋と家内と義理の妹がその様子を目を細めて見守りながら談笑している。


なんの冗談だ、これは。


これが俺の人生なのか?


平和で穏やかで美しい。こんな生活を齎してくれたのは、間違いなく家内だろう。それはほんとうに感謝している。同時に、喪われたものへの憧憬もまた強い。俺はこんな人間だっただろうか。青春は既に遠くなり過ぎて思い出すこともできないが、現実逃避のためにひたすら血なまぐさい「何か」を求めて、誰かの慟哭や憤激に触れることでどうにか安定を保っていたあの日は、はるけく遠いが確かにあった。


記憶では、この日は確か、一切音楽に関わることはしなかった日だ。平和で穏やかで美しい、家内と二人で築いてきた日々を祝う記念日だから、一言で言ってしまえば自己嫌悪を表現しようと思っている音楽のことはやらなかった。
だけど、あえてこの日付でログを残す。この日、我と我が身と我が人生を振り返り、改めて、喪われた要素を何かに託して残したいと思ったからだ。今のところ、音楽しかおもいつかないし、それだってできるのかどうかわからないけど。

そんな日。いや、メインは感謝感謝。